目が見えなくてもイメージできる(その2) |
2009-07-23 Thu 16:03
前回の全盲の方のお話を聞いてから
私の心の中では 「見える」といことの本質は何なのか ということが問題でした。 そんなある日。 ふとテレビをつけると 教育放送でとても興味深い番組を放送していました。 『ドキュメント にっぽんの現場 ~ ことばあふれ出る教室 』 “言葉”にはどんな力があるのだろう? 全盲児童6人が、全身の感覚を総動員して様々な言葉を獲得し、 世界を切り取って、生きる世界を広げている姿をドキュメントする。 横浜市立盲学校、小学4年生から6年生まで、6人の全盲児童が学ぶ教室。 担当の道村静江先生は全国の盲学校に先駆けて、漢字を授業に取り入れた。 漢字で表現力を豊かにした子どもたちはコミュニケーションの楽しさに夢中。 言葉があふれ出る教室にカメラを置き、日ごとに世界を広げて行く子どもたちを追った。 ナレーションは、3月に卒業した大塚優里菜さん。 彼女自身の体験をもとに、言葉に出会う喜びを語りかける。 この番組はインターネットでは見れないので この指導を行っている道村静江先生が主催する 「点字学習を支援する会」の動画をご覧ください。 どのように授業が進められているのか 参考になります。 http://tenji-sien.net/kanji/kanjijugyo.htm この番組の中に登場する全盲の子供たちは 豊かなイメージ力を駆使し 頭の中に漢字をはっきりと描いて 楽しく 深い漢字力を身につけています。 そのイメージ力は 晴眼者の子どもたちよりも 豊かなのかも知れません。 「思考する」とは 「視考する」ことだったんだと はっきりと再認識することができました。 そして 漢字学習=ひたすら書き取り練習 という常識は やはり間違っていると確信できました。 |
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